むかし、『えんぴつがいっぽん』という歌がありましたねえ......
浜口庫之助さんの作詞・作曲だそうです。
私はこのごろ「いのち」って「えんぴつ」みたいだなあ......と感じています
鉛筆は削って使います
命も削って生きています
鉛筆は字や絵でさまざまな内容を表現します
命を長らえながら人はさまざまな生の模様を描いています
むかしは1本1本丁寧に手で削られていた鉛筆が
手回し削り器になり電動削り器になり
スピィーディーに削れるようになるとちびるのも早まり
今では鉛筆そのものさえ使われなくなりました
人間だって
昔は人と人とが直接かかわり合うことで
ああでもないこうでもないとお互いの心を磨き合っていたのに
今は直接かかわらなくても生きる為の手段に困らなくなりました
そのうち人間も時代遅れで用済みの存在になるのかもしれない
ふっとそう思います
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