声をかけることの大切さ(その2)

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つい先日のことです。

やはり勤務先物件で歩道の清掃をしていた時のこと、同じ場所を行ったり来たりしている高齢女性がいました。なんとなく不安げに見えたので気になって様子を見ていたのですが「何かお困りですか?」と声をかけました。その女性が「介護の車を待っているんです」という返事だったので私は清掃に戻りました。


その時、彼女が「声かけてもらって......」とボソボソ。(ご親切に声かけていただきありがとう)と言いたかったのがわかりました。


その後、「今日は暑いね」と話しかけてきたので改めて彼女の服装を見るとダウンジャケットをしっかり着込んでいました。「その上着では、今日は暑いですよ」と私が言うと「着替えてくるわ」と隣の物件に消えていったのですが、その間にデイケアの送迎バスがやってきました。(着替えに帰ったは良いけれどデイケアに行くことを忘れているかも)と、それでも彼女の認知能力に不安を感じていた私はおせっかいとは思いましたがデイケアの職員の方に事情を説明し「迎えに行かれた方が良いかもしれません」と伝えました。そこに女性が現れて、無事にバスに乗り込んで出発して行きました。


私が声をかけたことがその高齢女性にとっては嬉しい出来事であったことが伝わってきて、こちらも声をかけて良かったなと思った次第です。


人が多い地域に暮らしていても、話しかけてくれる人もいないし気安く話しかけられる相手もいない、そんな時代だからあえて声をかけることも大切なのだろうと思ったできごとでした。

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このページは、tsuyuが2024年4月30日 15:45に書いたブログ記事です。

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