毎日毎日、ビックリして目をむきそうな出来事が相次ぐこのごろ、自分の頭上にいつミサイルが飛んでくるかこないか、誰がハッキリと答えられるだろう。そんな日々が長く続くと、無残な殺し合いの映像にも目が慣れてしまうことに愕然とし、慣れてはいけない、あの爆発の火花と猛煙の下では多数の人命が失われているのだと思い返す。
日本では暴漢に襲われながら「話せばわかる」と言った首相がいたが結局暗殺されてしまった。こちらの意向に貸す耳を持たず暴力的な行為で襲いかかる相手を前にして果たして自分は我が身を守れるだろうか。
いまこの国も荒みがすすみ、事件や事故が日常茶飯事で、その危険はあんがい身近にも迫っていることを感じる。ひとつ間違えればトラブルの渦中に放り込まれて穏やかな日常はこっぱみじんに打ち砕かれるだろう。
私は危ういこの時代にオロオロしながら淡々と生きている。
あの戦火の只中にいる人たちは、恐怖と寒さに怯えながら、降り注ぐ砲弾の下で為すすべもなく淡々と日常を生きるしかないのだろう。その過酷さは想像を絶する。
人間の愚かしさに腹立ちと絶望を抱きながらも、私にできることは何もない。
虚しい......
コメントする