休みなのにいつも通りの午前4時に目覚めてベランダに出てみた。
空を見上げるとオリオン座がクッキリと見えた。ほかにも無数の星を見ることができて「ここに越してきた30数年前にも、こんなにたくさんの星が見えていたのだろうか?」とそんなことが頭をよぎった。何しろ過去の記憶がほとんど思い出せない私なのである。生きることに精一杯だったんだなあと、最近になって我と我が身をねぎらうこともある。
いままたパレスチナとイスラエルの間に緊急事態が発生している。昔から紛争の絶えない地域という程度の認識しかなかったけれど、今回はテレビの報道番組が繰り返し両国の過去のいきさつを解説しているのを聞いて私なりに感じることがある。
結局、人間のやることは「とるか、とられるか」の繰り返しなんだろうか......土地でも財でも命でさえも......
「とる人間」は際限なく奪おうとするし「とられる人間」は際限なく奪われるしかないのか......
ことは大きく世界に広げなくとも、ごく身近な出来事さえも「奪う・奪われる」の繰り返しばかりだ。
「とってやろう、奪ってやろう」と画策する人間のなんとあさましく見えることか!
人間の卑小さを感じてつくづく世界は狭いと思うこのごろ。
生きづらいなあ。
ま、実際の個人的毎日はそんなネガティブなことばかりでもないのだが......ぼやきたくもなる
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