『暇と退屈の倫理学』という本を読んでいる。
私は現在、別に暇でもないし退屈してもいないのに、というか、そうでないからこそ興味を惹かれたのか。
暇とか退屈という言葉から受けるイメージは軽い......と思っていた。ところがどっこい、読み始めから難解な内容に読書意欲を削がれそうになってしまった。にも拘わらず、投げ出せない何かを感じている。
暇とはどういう状態か。それは活動がなければ出現しない状態である。退屈もしかり。人の生きる状況において暇や退屈が先なのか活動が先なのか。そんなことを考えさせる。
なかなか読み進めない。難しいのである。それでも所々で「あゝそうか。そういうことだよね」という気づきがある。
通勤の電車の中で頭の体操をしているようなものかな。
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