ちょっと嬉しかったこと

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膝が痛み始めて、通勤時にずっと使っていたリュックからキャスター付きの手押しバッグに替えました。シニア向けですが、少しだけおしゃれも考慮してあります。自分の体の重さを支えるだけでも過重な負担を担っていたであろう膝の負担が軽くなったようです。その証拠に、症状が改善されてきました。このキャスター付きバッグを押していると一目で体に老化現象のあるシニアだとわかるのでしょうね、ごくたまーにではありますが、周囲の配慮を感じることがあります。


昨日の電車でのことです。

到着した電車に乗り空席に移動しようとしたら、対面の座席の両側にスマートな男性と女性が長い足を通路にのばして座っていました。車内は空いていましたが、手押しバッグを押してすり抜けるのに二人の足が少々邪魔に感じて、内心(ン、もおー:ムカッ)と感じたのが正直なところ。

もともと鈍くさい私は降車駅に近づくと、いつも早めに立ち上がってドアに移動し降車準備をします。昨日も一駅前を発車してすぐに立ち上がりました。ドアに向かって動き始めたところ、あの足をのばして座っていた若い男性がサッと立ち上がり「どうぞ座ってください」と座席を譲ろうとしてくれたのです。その時にはもう彼は足をちゃんと引っ込めて座っていました。


意外な展開でしたが「私は次の駅で降りますので大丈夫ですよ。ご親切にありがとうございます」と譲られた座席を丁寧におことわりしました。


電車に乗り込んだ時とは180度違う印象を彼に抱いて、私は電車を後にしました。


人を思い込みで判断することの危うさを大いに反省した出来事だし、このコロナで雰囲気の悪くなっている時代に、ちょっとだけホッとして嬉しかったのでここに書き残しておきます。

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このページは、tsuyuが2021年8月24日 08:58に書いたブログ記事です。

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