女性リーダーには協力しないひとが多いのでは?

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今回の森発言に端を発した"男女差別"問題ですが、その後ニュースで伝えられる各方面の実力者と呼ばれる男性諸氏の言動を見聞きするにつけ「あゝ、これでは変わりようがないなあ」との感を深くしています。特に高齢の男性実力者の発言はひどいものです。悪いと思っていないのに何とかして取り繕おうとしているものだから、言葉の端々に本音がのぞいています。


私は社会の底辺で細々と生きている人間ですし、もともと野心とは縁のない性格なので"長"と名の付く立場にはなりたくないというのが本音ですが、その場の成り行きで社会的義務感に駆られ何度か"長"と名の付く立場を引き受けたことがあります。

二人の子どもの学校では何度も広報委員長を務めました。マンションの管理組合理事の順番が回ってきた時には理事長を引き受けました。どちらも役職決めの話し合いで決着がつかなくて時間ばかりが過ぎていくのを見かねて「じゃあ私がやります」と言ってしまった結果の引き受けです。


そんな経験から何を痛感したか。それは、女性がリーダーになると活動への協力が得られないという現実です。これは男性メンバーに限らず女性メンバーもその傾向だと思いました。長年の男尊女卑の意識は男女に限らず浸透し過ぎていて、そんなことに問題意識も抱かずに順応して生きてきた男女の考え方を変えようとするのは至難の業のように感じています。協力が得られなかったのは単にお前に人望がないからだろうと言われるなら返す言葉はありませんが。


そんな中でも、管理組合理事長を務めた時には副理事長を務めてくださった高齢の男性理事さんが良きアドバイザーになってくださいました。彼は体が不自由で行動面での助力は無理だったのですが精神面でのバックアップをしていただいたことは大きな力となりました。だから、この問題は男女ともに意識の見直しが必要なことのような気がします。特に女性に関しては、自分と関係の深い男性の財力や社会的地位を自らの言動に反映させてしまうことは慎んでもらいたいと思った場面は多いです。


まあ、「これから先もなかなか変われないでしょうね日本は」というのが私の率直な感想です。

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このページは、tsuyuが2021年2月17日 08:36に書いたブログ記事です。

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