新型コロナウイルスが出現する前と後

| | コメント(0)

新型コロナウイルスが社会の動きを止める前は、接待を伴うお店で明け方まで過ごしていたのか早朝の電車の座席を占領して寝入る若者がいたり、歩道に吐しゃ物が頻繁に見受けられたりしていました。それが、外出制限が出た今年前半にはパタリと見かけなくなったのでした。ところが、制限が解除されて後、徐々に元の通りになりつつあります。早朝の通勤をしていると、そんな社会の変動を目の当たりにします。

最近感じるのは「この国が次第にくたびれていく姿」です。


みんな疲れていると感じます。元気なんて出そうにも出せない状況だというのは痛いほどわかるので、仕方がないと思っています。


今や「日本が良くなればそれで良し」などという狭量的な考えではなく、地球上の生命体の一種としての人間の行く末への危機感を抱きます。そんな大それた思考を・・・と嘲笑されるかもしれませんが、肌感覚的にそう感じるのですからしょうがありません。


"新型"とは言いますが、地球上に生命が発生して以来、あらゆる生命とウイルスは攻防を繰り返しているいるわけで、科学や技術が進歩した現代だから負けるはずはないとか負けてはいけないという考え方は傲慢であるように感じるのです。


現況をつらつら眺めると「そんなこと言ってる場合か」との反論も受けそうですが、何事にもやはり『謙虚』であることが基本ではないかと強く思うこのごろの私なのです。



コメントする

このブログ記事について

このページは、tsuyuが2020年11月10日 19:38に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「言葉を失ってしまった時代」です。

次のブログ記事は「五木寛之:著「不安の力」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2024年10月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

月別 アーカイブ