いっきに気温が上昇してきた今でも一歩外に出ると、すれ違う人の殆ど無い場所を歩いていてもマスクを着用している人が多い。報道では、厚労省の呼びかけなどを引用して、他人と接触・接近しない場所では熱中症を避けるためにもマスクを外してくださいと呼びかけているが、そこは世間の眼を気にするお国柄、マスクをしていないことにうしろめたさを感じるのだろう。
「世間の眼」はこちらの抱える真の事情など考慮のうちに入っていない。皆と同じことをしていないという観点で疎外もするし攻撃もする。大切なのは理にかなった行動を自身で考えてそれぞれが決めることだ。そうすれば、間違ったSNSの情報で誹謗・抽象に賛同することも減るだろうに。
今のところマスクの効用は自分の飛沫を他人に浴びせることを防ぐということが一番の役割だと、私は認識している。冷たい空気を避ける効果も含めるならば、寒い季節のマスクかけっ放しはアリだと思うが、それでも少し息の上がる行動をすれば息苦しい。まして猛暑の夏は耐えがたいことになるのは間違いない。
そろそろマスクは臨機応変で着け外しするのが合理的ではないだろうか。
『臨機応変』・・・マスクに限らず、ものごとを理にかなった自己判断で行動に結びつけられるようになることが大切なのではないかと思う。
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