「知られたくない」けれど「知られたい」時代

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世は挙げて個人情報保護時代。

「知られたくない」が保護される。

なのに、一方では「知られたい」という願望を抱く人も多い。

矛盾しているのではないかと感じることが多い。



マンション管理員として働く私も個人情報の取り扱いに関する指示が常に通達される。

これから長期にわたって勤められる立場ではないし興味も無いから、

私は居住者に関しての個人的な情報は覚えないようにしている。


人にかかわる仕事をする者にとっては難しい時代だと思う。



ただ、世間を賑わす話題に触れていると、

「私の事を知らせたい、知ってほしい。有名になりたい。」という行動が多く見られる。


インターネットに自分の情報を投稿して話題を集めたい。

個人のアート作品や文芸作品で一儲けしたい。

テレビや劇場などでパフォーマンスを披露して人気者になりたい。



世に名を馳せるようになれば私生活が暴露されるのは昔も今も変わらない。

人に名や顔を覚えてもらおうと志せば、それはある程度覚悟しなければならない。



多くの人々に「知られたい」のか「知られたくない」のか、どっちなんだよ!

名前も住所も出身地も趣味も思考傾向もその他もろもろ多くの個人情報を知らないで、

目の前に相対する人とどうやって良好な人間関係を築けと言うの?

視覚情報だけで相手を推し量って付き合えってか?



むーっ、もう何が何だかわけがわからない時代。

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このページは、tsuyuが2017年10月 3日 09:23に書いたブログ記事です。

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