ヒヤリ!どころでは済まない出来事

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昨日、所用で東京に出かけたのですが、電車乗り換え時のホームでの出来事です。


場所は上野駅。

到着した電車から降りた私は、乗り換えの為に階段に向かっていました。

すると、前方に十数人の人だかりがしていて、緊迫した空気が感じられます。

何が起こったのかと近づいてみると、どうやら皆の視線はホームの下に。

誰かが落し物をしたのかな?と思いつつホーム下を覗き込むと、そこには3-4歳の女児が。


察するところ、

若いママが降車の際にベビーカーを降ろすことに気を取られ、

お姉ちゃんへの目配りがお留守になったのか、

電車とホームの隙間(約20cmほど)にストンと女児が落ちてしまったようなのです。

幸い怪我は無いようで、女児は電車とホームの間に立って泣いています。


周囲に居合わせた50-60代の男性二人が、

一人はホームから一人が車内から手を伸ばして女児を引き上げ事なきを得ました。


私は咄嗟に【非常停止ボタン】を押さなくてはと思いました。

キョロキョロとボタンを探しているうちに、他のどなたかが【非常停止ボタン】を押されたようです。


その間、誰もワーワーキャーキャー騒ぐことなく、淡々と冷静に救助行動し、

それを見守る人々も心配しながら静かに成り行きを見守っていました。

【日本人の特性】を強く感じました。

女児が無事にホームに助け上げられて初めて、

私を含む年配女性が女児とママに「良かったね」と声をかけ、その場を後にしました。


もし、この出来事が人気(ひとけ)の少ない駅で発生していたのなら・・・

電車が事故に気付かずに発車していたら・・・

そう考えると、ヒヤリ!どころの話では済みません。



その場でママを非難する声はありませんでしたが、私には最近気になることがあります。

それは、若いママさんたちの目や手が子供から離れている場面が多いのではないかということです。

乳幼児にはもっと目を注ぎ、手を貸し、声をかけて生活体験させてほしいと感じる場面が多くなりました。


今回の事例でも、ベビーカーを降ろす為にお姉ちゃんの手を引けないのなら、

「ちょっと待ってて」と声をかけてベビーカーを降ろした後でお姉ちゃんに手を貸すとか、

「落っこちないようにピョンして降りるのよ」と声をかけるとか、

「済みませんベビーカー下ろすの手伝ってくださいませんか?」と周囲に助けを求めるとか、

何らかの安全行動をとれていたならと思うのです。


リスク回避行動が、最近の若い人に欠けていると思われる事例がこのごろ散見されるので、

老婆の老婆心で私にはとても気になっていることなのです。

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このページは、tsuyuが2017年3月25日 08:05に書いたブログ記事です。

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