還暦過ぎたら肩肘張らずに

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近所の小さなスーパーで、レジを済ませた品物を袋に詰めていたら、

「あのせんべい屋さんどうしたのか知ってる?」という声が。

誰に話しかけているのかなと思い横を見ると彼女の視線は私に向けられていました。



私 「そういえばあのお店、最近やめちゃったみたいですね」

彼女 「落花生欲しいと思ったんだけど、閉まってるんでどうしようかなと思ってるの」

私 「じゃあ、〇〇か△△(近隣のスーパーの名前)で買うしかないわね」

彼女 「でも、あのせんべい屋さんの落花生が美味しいんだよねぇ。あのお店のご夫婦どうしちゃったのかしら」

私 「さあ・・・私も最近閉まっているので気になっていたのよ。もう高齢だったから介護付きの施設にでも移られたのかなとか」



昔も、電車や街中で、見知らぬ人からいきなり話しかけられることはありました。

ほとんど全てと言っても良いくらい、話しかけて来るのは中高年の女性です。

それが、最近はもっと頻繁に、親しげに話しかけられる機会が増えました。



私は、自分が還暦過ぎてから、周囲の高齢者に対しては年齢差を意識しないで話そうと思っています。

もちろん社会的な上下関係も、基本的には無しで接したいと思っています。

さまざまな人生を経て、社会の中心から周辺へ、そして圏外へと退いて行く者どうしなのだから、

もう肩肘張らず、子供の頃のように、同じステージで語りかけ話しかけられたい。



これからも街中で、乗り物の中で、見知らぬ人に話しかけられても O.K. な私です。

「袖すり合うも他生の縁」ということで・・・

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このページは、tsuyuが2016年9月11日 15:24に書いたブログ記事です。

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