ふとしたことで人生の足踏みをすることがあります。
それは、誰かの不用意な一言に囚われる場合もありますし、
自覚の無いまま気候などの自然現象に影響されていることもあります。
原因は何であれ、そうした刺激に反応するのは自分の 心 に他なりません。
この 心 さえ自在に操ることができたなら、生きることはどんなにか易しくなることでしょうに・・・
それができないから絵が描かれ、詩が生まれ、歌が口ずさまれるのでしょう。
どんなに高潔の誉れ高い人間がいようと、
頭脳明晰で社会的成功をおさめた人間がいようと、
使いきれぬ財宝に恵まれた人間がいようと、
人生の正解を生きる人間はいないのです。
誰かに傷つけられても、なぁに気にすることなどありはしません。
傷つけた相手が私の歩みの全てを知るはずもないからです。
かく言う私も、自分の人生を確かに把握できているとは言い難いのです。
だから、誰にも解りもしないことを解った風に述べる言葉など気にしなくていいのです。
わたしは今日も私を生きています。
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