「選んだ孤独はよい孤独」 フランスの言い習わし
人々から見捨てられていると感じることと、
世評を気にせず自己のうちに深く沈潜することとは異なる。
ロンリネス(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(孤独)とはまったくの別ものである。
町なかで人々と一緒に暮らしながら、ひっそりとした一人の時間を大事にする生き方、
つまり「市隠」に、評論家・川本三郎はひかれる。
地方紙に寄せた随想「市隠への憧れ」から。
*** 2016年8月8日付 朝日新聞 「折々のことば」 鷲田 清一 ***を転載
【おことわり】
本来は、他者の文章を全文転載することは避けるべきですが、
心に留まった内容が全文であった為、あえて全文を転載させていただきました。
また、先日読んだ単行本に書かれていた文章だと思うのですが、
「無知は無理解に繋がり、無理解は怨恨を生む。怨恨は諍いのもとになり、やがては戦争の引き金となり得る」
(語句に関しては正確な引用文ではありません)
という内容が心に留まりました。
無知であることの自覚を常に忘れず、ものごとへの理解を深めるためにも静かな思索を続けたい。
その為の孤独であるなら、それは自ら選んだ孤独であり、臆することはないでしょう。
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