細かいことを言うから嫌われる

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職場の休憩所に共用の冷蔵庫があります。

夏になると氷の消費が激しくなります。

当然、供給用の水タンクに誰かが水を補給しなくては次の氷はできないわけですが、

これがなかなか気づいてもらえなくて、私が気付いた時に補給しています。

使う人は皆、自分が水を補給しなくても冷蔵庫には氷が常にできているものと思っているでしょう。



また、しょっちゅう氷ストッカーと氷を掬うスプーンに黒い飛沫が付着しています。

これは、アイスコーヒーに氷を入れる際、先にコーヒーを入れたカップをストッカーの上にかざして氷を入れるからです。

飛沫を飛ばさないようにするには、まず、空のコップに氷を入れて後テーブルの上でアイスコーヒーを注げば良いのです。

個人の冷蔵庫であれば、どんなに汚らしくお使いになろうが私の知ったこっちゃありませんが、

共用の冷蔵庫となると話は別。見た目も汚らしいし、衛生面も気になります。



こんな細かいことが気になって仕方がない私は、

ついつい相手の為になればと思う老婆心で注意したり教えようとしたりしてしまうのですよねぇ・・・

結果、煙たがられる「うざい人」になってしまうのです。



「おばあちゃんの知恵袋」とかなんとか、年長者の知恵を持ち上げるような本が出版されたり、

テレビや雑誌などでちょっとした生活の知恵が紹介されたりしていた頃もありましたが、

そうしたメディアの情報には関心を寄せたり感心したりする人でも、

日常接する人間から直接に教わることは、煩(うるさ)いと思いはしても良いことを教わったとは受け取らないようです。



高尚な学問は、お金と時間と場所を得て究めるもので、

究めた人にしか語ることができない内容が殆どだと思いますが、

日常生活の知恵や技(業)は、数多くの失敗を経て、

より良いやり方を会得して来た年長者の言に従うと意外に理に適った結果が得られるものです。


ま、経験者とか年長者の言うことが全て正しいわけではありませんが、

端っから煩いとかウザいとか悪意に捉えて馬鹿にしないほうが良いように思います。

話しかけられたことに耳を傾けることからコミュニケーションは始まるわけですから、

それを自分が取り入れるか拒否するかは、まずは相手の言い分を聞いてからのことでしょう。


たかが気兼ねのない仲間で使う共用冷蔵庫の氷の使い方といえども、

その使い方からあなたの生活態度が垣間見られていることを忘れてはいけません。

なぜならば、

他者への配慮や物を大切に扱う気遣いの有る無しで人柄の奥行が計られることもあるからなのです。






等々上記の内容を、

職場のあの人この人(特定の人物の顔を思い浮かべています)に言ってやりたいこの頃ですが、言いません。

あの人この人だけ注意してもしょうがない時代であることと、言っても憎まれて終わりという結果が見えているから。

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このページは、tsuyuが2016年7月15日 17:56に書いたブログ記事です。

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