携帯電話の着信があったので通話ボタンを押しました。
しばらく沈黙、そして、「もしもしぃ」という投げ遣り風な女性の声。
声音からすると、それなりの年齢か。
50代、60代?
こちらが「もしもし」と応じると、「あれぇ、どなた?」と不機嫌そうに言うではありませんか。
「いえ、こちらがうかがいたいのですが、どちらさまですか?」と言うと、「〇〇ですけど」と答えます。
〇〇という苗字の知り合いはいますけれど、こんなぞんざいな話し方をする人ではありません。
「間違いだと思いますよ」と言うと、「あぁそうですか、すみませんねぇ」と言って、電話は切られました。
その「すみませんね」も、本当にすまないと思っているとは言い難い響き。
着信履歴を見ると固定電話からの発信でした。
昔は、間違い電話だということを指摘すると、申し訳なさが伝わってくる謝罪が返ってきたものです。
今日の間違い電話の相手からは悪びれる雰囲気は全く伝わって来ませんでした。
たかが電話、顔は見えないし何者かをつきとめられるわけでもなしと思うかもしれませんが、
その人の品性というものはしっかり伝わってきます。
最近、高齢者の非常識やマナーの悪さに辟易することが度重なるものですから、
この間違い電話をかけてきた女性に子供がいるのなら、
まあ、お行儀はそれなりでしょうね・・・と、そこまで勘ぐってしまいました。
怖いですね、気をつけたいですね。
(一事が万事)ですから。
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