八百万の神に親しみ、何事もほどほどで白黒つけないままに事を進め、融通無碍(ゆうづうむげ)に暮らす、
そんな日本人は、時に、外国人から誤解される。
その反対に、日本人による外国文化や習慣への無知から生じる誤解もある。
そんな日本人に、解りやすく一神教の何たるかを解説してくれる一冊。
世界が、礼節と思いやりで動いている間は表面化しなかった違いが、
昨今の様に混沌として来ると、途端に、収拾のつかない危険なぶつかり合いへと発展する。
そして、おそらく、日本人はその中に於いて、最も呑気な国民だと言われても仕方がない。
それは、人々が暮らす国土が国境を持たない、故に他国との人的交流や衝突の機会が少ないことも大きな理由。
一神教の信仰者は、現在の世界人口の多数を占める。
彼らの思考や行動が何に依拠しているかを知らなくては、国際情勢の読み解きは難しい。
多神教というより、信心を意識せずに「八百万信仰」の伝統の中に暮らす日本人に、
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