昨日は、鬼怒川の堤防が決壊して茨城県常総市に甚大な被害が出ている。
テレビ画面に映し出された、濁流が付近の家や車を呑み込んで暴れる姿を視ながら、
自然の脅威を感じ、東日本大震災の津波を思い出した人も多かっただろう。
実は、茨城県常総市は、私の住んでいる場所からそう離れていない場所に位置する。
関東地方には大きい河川が何本か流れているが、我が家の近くにも利根川がある。
昨日は、利根川も増水して、警戒態勢がとられた模様。
今朝も早くから、洪水現場の救助に向かうヘリコプターが飛び交っている。
利根川も、普段は滔々と流れはしても比較的穏やかな表情を見せているので、
決壊して濁流が周辺を呑み込む様は想像しがたいのだが、
第一堤防と第二堤防が設置されていることの意味を、今回の鬼怒川堤防決壊を機に知ることになった。
利根川は「坂東太郎」の異名があり、古来、暴れ川として認識されていたことがうかがえる。
関東地方では、北部山間地に水源を発する大河は、それぞれ似たような様相を呈しており、
昔から洪水被害がしばしば発生してきたそうだ。
治山治水は国土を守る基本中の基本であることを、改めて認識している。
鬼怒川の氾濫という非常事態の収集が、二次被害や事故などなく速やかに運びますようにと、
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