何の変化もない日々。
淡々と、ただ、淡々と過ごす。
こんな過ごし方も、また好い。
2年前の定年退職の時いただいたテッセンが、今年も咲き始めた。
マンションの私有芝生公園は、人通りに面している。
地続きに隣接して、茂った樹木の陰になって昼間でも薄暗く敷地も狭い公共の公園がある。
その境は一応フェンスで仕切られているが、
マンションの芝生公園も勝手に使ってよい場所と勘違いする人が後を絶たない。
管理組合で「ここは私有地につき、関係者以外の無断使用はお断り」の看板を掲げた。
その看板は小さすぎて注目され難い。
今日も、3人の女の子がそこでバドミントンを楽しんでいる。
大きな声で談笑しながら、ときどき座り込んで何かを食べながら。
先日は10人くらいでやって来て遊んでいた子たちの一部だろう。
管理組合理事会で理事をしていた時には、そういう人を見かけると注意しに降りて行った。
「ここは私有地ですが、ご存知ですか?」と。
マンション住民も高齢化して、子供の叫び声が気に障るという人からの苦情が理事会に寄せられる。
1階住民からは、ベランダにボールが飛び込んだりして厄介だという苦情もあった。
広くて明るい芝生の空き地があれば子供が格好の遊び場として目をつけるのは無理もない。
だからと言って、誰にでも自由に使ってくださいと解放するわけにもいかない。
その芝生の空間は、マンション住民が管理している固有の財産なのだから。
その場所で何か不都合なことが生じれば、責任は、そこを管理するマンション管理組合が問われる。
やれやれどうしたものか・・・と思案しながら、結局、今日は声を掛けなかった。
この問題一つに限らず、最近は、社会のルールに則って他人に声を掛けるのが躊躇われる。
先日、駅のホームで大声を出している高年齢の男性に注意した男子高校生が刺傷されたニュースもあった。
この社会の何かが急激にガラガラと崩れて行く気配濃厚なこのごろ。
ミニランの花数が増えた。
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