最近、何をする気も失せています。寒さのせいでしょう。もう何十年も同じようなことを繰り返しています。小寒から大寒へ、一年で一番寒さが堪えるのが1月末から2月にかけてです。暦の上では春なのに現実は・・・春は暖かくあってほしいという願望が強ければ強いほど、寒さに対する忍耐力が削がれるのでしょう。ほら、ちょっとした人間関係の解決本なんかにもあるではありませんか「期待するから失望する。端から期待などしなければ裏切られることもない」と。あれと似たようなことなんでしょうね。
寒冷だと脳内の何らかの物質が減少して精神的な元気が低下するのかも知れません。そういえば何年か前(日本国内で一番自殺者の多い県はどこ?)という不名誉なランキングの上位県が寒冷な雪国でした。日光と気温は人間のやる気や元気に大いに影響があるのでしょう。それは人間だけではないですね。人間以外の動物だって植物だって、太陽の恵みで生命力を発動したり休止したり、それはそれは素直に自然環境に従って生きています。つくづく天然自然の奥深さに感じ入ります。
私の元気が停滞しているのは、寒さのせいばかりではないことはもちろんです。
止めることのできない時間が経過して、心身は確実に老化の一途。さまざまな体の不調や、昔できたことが容易にはできなくなったりした時の不安と苛立ち、そして諦め。先に老いて行く先輩がたが、その経験から得た知恵などで元気づけようとしてくださっても、所詮は個人一人ひとりが自分の老いと一人で向き合い、折り合いをつけて行くしかありません。
「ま、しょうがないじゃないか・・・」と、現在の私は思うわけです。
人間以外の野生動物や植物たちのように、天然自然の導くままに大人しく呼吸を続けていようと思うわけです。
それにしても大分県高崎山のボス猿・ベンツ、どこに消えたのでしょう?「終焉近いことを悟ってわが身の始末を自らつけようとしたのか、ヒッソリと姿を消した。奴は偉い!」と、社会的な動物としてベンツの真似などできようもない人間の私としては、なぜかしら心動かされています。
それにしても・・・
急に行われることになった日本一の自治体知事選挙のこと。政治から身を引きますと言って引退した人物が表舞台に舞い戻ろうとしているのは、なんともいただけない。引き際ってありますよ。もう身を引いたのだから、出てくるのはみっともないでしょう。次世代の後進育成をお考えにはならないのでしょうかね。私には身勝手な人たち(二人)としか思えません。
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