求められているのは「勇気」

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BSフジの番組で「プライムニュース」20:00-22:00というのがある。

性に合うので、たまに視聴している。

 

1月10日(金)のゲストは曽野綾子さんと金美齢さん。

このお二人は、その率直な発言に賛否が極端に分かれる論客。

一般社会で彼女たちと同じような発言をすれば、周囲から引かれること必至。

 

曽野さんは昨年「出産したら(仕事を)お辞めなさい」という主張で論議を呼んだ。

基本的には、私の考え方は曽野さんの主張に賛同するところが多い。

(右寄り)とか(保守的)とか表現されるのだろうが、人の意見を簡単に類型化してはならない。

その主張するところがどのような根拠に基づくものかを考える糸口として捉えるほうが良い。

簡単に類型化することで、端(はな)から主張を排除することは避けなくてはならない。

 

今回の「プライムニュース」では、今日の日本人のあり方に対するさまざまな提言を聴くことができた。

社会で公(おおやけ)に発言を求められる対象は男性が多い。

たまに出てくる女性識者も、多分に男性的視点から発言しているように感じることがある。

その点、今回のお二人の意見は、地に足付けて生活をしてきた女性として人間として共感できるものだった。

 

番組の最後に、今の日本人への提言を紙に書かれたのだが、曽野さんの提言は「勇気」だった。

 

実はその数日前、私は新聞の書籍広告に読んでみたい本を見つけていた。

タイトルは「嫌われる勇気」 岸見一郎・古賀史健:著 ダイヤモンド社:刊

簡単な内容抜粋に

・自由とは、他者から嫌われることである

・すべての悩みは「対人関係の悩み」である

・トラウマも過去も、存在しない

・人生とは連続する刹那である

とある。

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この本の「勇気」という言葉と曽野さんの提言「勇気」が重なった。

 

自説や信念を発言することにためらってはならない。

発言することで嫌われることを恐れてはならない。

発言してみて修正する点があればすれば良い。

全ては、「勇気」をもって、自分を確立しながら地道に一歩一歩歩むことからだと思う。

 

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このページは、tsuyuが2014年1月12日 10:38に書いたブログ記事です。

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