最近、移動にはもっぱら公共交通機関を利用している。
幸いにも、それらの交通機関網が充実した土地に暮らしていることに感謝すべきだと思う。
ところが、ここ柏市は中心街の道路整備が遅れている。
おまけに路駐の車が多い。
当然、対向車のすれ違いが阻害される場面が頻発する。
今日も、帰りのバスに乗っていると、運転手さんの苛立ちが伝わってきた。
見下ろすと対向車線で何かの工事をしているようでパーテーションで囲われて、道路は半分通行不可の状態。
上り下りの車が危なっかしく行き違っている。
ちょうどその工事現場の場所に駐車場の出口があり、そこから出てくる車の数も多い。
警備員は配置されている。
配置されているのはいるけれど、何もしないで突っ立ったまま。
それを見かねたのか、バスの運転手が窓から顔を出して
「警備員さん、誘導してよ!!」と、少々語気強めに声を掛けた。
その声に誘われて、私も窓の外に視線をやると、警備員は・・・
意味不明に顔を緩め(苦笑いのように見えた)、誘導棒を背後に両手で握り、パーデーションの陰に後ずさって行った。
つまり、バスの運転手の注意喚起に反応して任務を果たす行動を起こすどころか、任務放棄したのである。
背の高い30代くらいの男性警備員だった。
情けなかった・・・
最近こうした傾向の、ものごとに対する人の反応を見かけることが増えている。
こんな時代、こんな社会状況に不安や不満は募っているだろうし、
呆然としたまま、生活の為にと、意に沿わぬ仕事をしているのかもしれない。
でもね、メリハリなくダラダラと時間潰しで日々を無駄にするのは止めようよ。
「もっとシャッキリしようよ」と、言いたい私。
実は・・・この一文を書くには、今日の警備員の一件以外に胸に引っかかっている問題があったからだ。
その対象は、定年過ぎて臨時採用された男性(私の仕事の相方)の言動の理不尽さ。
若い警備員の情けない仕事ぶりに、その親世代の我々年代以上のご同輩たちにも、
「もっとシャッキリしようよ!」と言いたかったから。
コメントする