先日読み終えた「パラドックス13(サーティーン)」のキーワードは、
数学的に整合性のある物質と数学的に説明のつかない人間の "知性" との矛盾が引き起こした空想的事象。
考えてみれば、無機質の物体や植物などには(とりあえず人間の知る範囲で)知性と呼ばれる情動は無い。
動物には、人間が「おそらくそうではないか」と読み取れる情動があるように見える。
ただ、人間と違うのは、その情動が複雑で高度な知性と呼べるような発展を遂げていないことか。
おぞましい事件、それも若年者による事件が相次ぐ。
ラインとやらの文字による交流で、つながったつもりになる若年者。
生身の接触も無しに、互いを信用したかのように出会い、そして事件を起こす。
「小人閑居して不善をなす」
世界は知らないが、こと日本に関しては "知性" の崩壊が進んでいるのではないか。
まるで動物のような、というより、むごい行為を平然と行える事実は動物以下かもしれないではないか。
誰もが額に汗して労働に勤しめる環境が整う日を待っている。
折しも明日は参議院選挙。
誰が本気でこの国を担おうとしてくれているのか。
大きい期待が持てないままに、誰かを選ばなければならない国民の不幸。
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