★ 3月25日(日)、映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」http://ironlady.gaga.ne.jp/ を観てきた。
★ 英国初の女性首相となり、国を率いたマーガレット・サッチャー。女王を戴く国でありながら、女性の社会進出や政治発言などに不寛容で階級差別すらあった中、自らの意思と信念を貫いた女性。今は既に栄光は過去となり、彼女は生身の人間がたどる道の後半を、認知症を発症した一人の老婦人として生きている。
★ サッチャーが首相であったころの出来事が次々に画面に映し出され、それらが皆、遥か遠く後ろに遠ざかってしまったことを、観ている私もひしひしと実感していた。
★ 義務と責任を全うすべく、困難に向かって信念をもって行動できる人物が出現しない時代。世界中にものが溢れながらの貧困時代と言えようか。
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