こんなに美しい雲の姿。まるで電磁波で細かく揺らされたような繊細な模様。
世はまさに大混乱時代。またぞろ出てくる地球滅亡の予言予測。「そうかもしれない・・・」と思いこまされそうになるところが怖い。一寸先は誰にも見通せない。予想や展望は、あくまで過去の経験や結果の積み重ねを根拠に人間の頭の中で組み立てた図であって、現実は、突発的に厳しく予測を裏切ってくれる。人間に、自然の一部としての自覚と覚悟があれば、そうした自然天然現象の大変化も"あり得ること"と容認できるだろうか。
人間が一番恐れるのは"失う(または喪う)"ことのような気がする。「命」「家族」「記憶」「財産」「地位・名誉」・・・これらをうしなうことには痛みが伴う。その痛みがまた、不安や恐怖を増幅する。こうした感情を超越することは難しい。
恐竜は、絶滅の状況深刻だったころ、どんなふうに生きていたのだろう?
「今ここに無いものやこと」に怯えるのではなく、「今ここに有るものとこと」を慈しみ喜び楽しんでいようと思う。
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