帚木蓬生:著 『安楽病棟』を読み終えました。
どうして「安楽」とタイトルについているのかと思いながら読み進みましたが、最終部分になって安楽死を扱ったための題名だったことがわかりました。
高齢者数が増加することが決まっているこの国で、高齢ゆえに生じる諸問題周辺の事情を興味深く、また、自分にもそう遠くない将来訪れる問題として切実に感じながら読みました。
認知症の患者さんの意識がどうなっているのかは本人でなくては知り得ないことで、自分がそうなる事への不安を抱きます。まして、寝たきりになって長期の入院生活となることを想像すると恐怖にも似た感情に襲われます。
ま、なるようになるしかしょうがないでしょうね。
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