BSフジが中継した柏崎の花火大会を観ました。
コロナ禍も三年になり、その間、中止や自粛が相次いだイベントも今年は復活の報に接することが多くなり、好ましいことだと個人的には思っております。なぜなら、その昔も、災厄が降りかかると人々は一日も早い収束を願って「まつり」を執り行ってきたらしいではありませんか。打ちひしがれるほどの災難や困難の発生時に、医療や情報の少ない時代には、それを振り払うほどの勢いをもって皆で何かをしなければ居られなかったのでしょう。
そういえば、私の故郷に「柱松」という花火大会があります。これは高い棒の先に藁で作った三角じょうごをつけ、そこに燃えやすいものと花火を入れ、下から火のついた薪をクルクルと回しながら放り上げてじょうごの中に点火するという催しです。これも、(人間だったか牛だったか忘れましたが)疫病退散の祈りをこめて、より高いところにお灯明をあげる為というのが由来だと聞きました。
厚労省では最近(適切にマスクを外しましょう)とアナウンスしています。でも、街中ではほぼ100%と言いたくなるほどのマスク着用率です。このところ感染数が急増して第7波到来とメディアが盛んに報じていることもあり、皆さん不安なのでしょう。誰とも遭遇しない場所でさえマスクを外さない人が多いです。このところの猛暑でマスクの中は汗びっしょりだし息苦しいことこの上ありません。私はできる限り外せる場所ではマスクを外すようにしています。
あ、話が違う方向に向かいそうになりましたが、今夜の花火大会の破裂音とカラフルな光の饗宴を観ながら「火薬も使いようなのに......」と思ったわけです。脳裏に浮かんだのはロシアのウクライナ攻撃と先日の安倍元首相銃撃のことです。
物に善悪はありません。それを善用するか悪用するかは人間次第だと思ったのです。
「面白うて、やがて哀しき祭りかな」の花火大会鑑賞となりました。
コメントする