世界中の一般人が驚愕したであろう今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻。アメリカの情報機関では事前に察知していたのかもしれませんが、我々のような一般の市民はこんなことが実際に起こるであろうと予想だにしていませんでした。
テレビや新聞やネットなどでは、毎日のように専門家がロシアとウクライナの関係や過去の経緯などを詳しく説明してくれています。それはそうなんでしょうが、ではなぜいま軍事侵攻を実行に移したのか、また、最終的な目標は何なのかはプーチン大統領の頭の中だけにあることで予測がつかないと専門家も言っています。それほど今回の軍事行動開始の理由は謎だということでしょう。
先日来報道されているプーチン大統領の映像で私がちょっと気になったのは、彼が右足をかばいながら歩いているように見えたことでした。彼も生物である以上、病気もすれば命の限界もあります。これは素人の推測に過ぎませんが、何らかの深刻な病気を抱えて命の限界を意識していたとしたら、彼のような独裁的リーダーは何を考えるでしょうか?冷酷非情でなくては務まらないであろう諜報員としての彼の過去を考えた時、彼には愛する人や守りたい人の存在があるのだろうかという疑問を抱きます。世界二大大国の時代に有能な諜報員として活躍した栄光の過去が忘れられないとしたら、彼にとってロシアの現状は受け入れ難いし、機会があれば自分の生あるうちに自分で元に戻したいと願い、その機会をうかがい、それは今だと決断したのでしょうか......
私自身が70歳の年齢を迎えてみて、身体能力や思考能力の衰えを感じ始め、取り返しのつかない昔を振り返ることが多くなったことを痛感しているので、これが独裁者の焦りだったらどういう行動につながるのだろうと想像してみたのです。
年寄りが昔の恨みつらみを払しょくすることは難しいのですが、そのことで現在を後退させるような行動に走ることは無益です。たとえ報復の目的を達成したとしても、そのことに満足しながらこの世に存在できる時間はそう長くはないはずですから。
個人的事象も世界的な事象も規模は違えど同じく「人間」のすることには違いないので、そうした観点から考えてみました。
"先日来報道されているプーチン大統領の映像で私がちょっと気になったのは .. (略) ..それは今だと決断したのでしょうか。"
私も そう思います。それで自暴自棄になっているような‥。でも、何も ロシアまで道ずれにしなくても、‥と思います。
コメントありがとうございます。長年コメント欄を閉じていたもので、せっかくいただいたコメントを見逃しておりました。失礼いたしました。
この度のウクライナ問題が発生してテレビがプーチンの映像と関連情報を報道した時、私の頭に浮かんだのは「プーチンは我が身の死に直面して、世界中を道連れにしようとしているのでは?」という直感でした。あくまで私個人の感覚に過ぎません。
同時に、プーチンという人は自分も死ぬ存在であるという生物全体の運命を受け入れられない小心な人間なのかもしれないと感じました。