新型コロナウイルスの流行で世界中が行動制限されてほぼ二年余が過ぎようとしています。
これまで表面化してこなかった問題点も炙り出されてきました。以前のパンデミック(スペイン風邪?)も完全収束まで三年程度はかかったとか聞きますが、その当時はまだ現代ほど情報網が拡大充実していなくて、今回よりは日常生活の継続が為されていたのではないかと推測します。現代は、真偽入り混じった情報が耳に入りすぎて、何をどう気を付けるのが最適なのかに留意する努力に疲れ果ててしまいます。そして日常生活は、常に周囲からの警戒監視を受けているように感じて窮屈です。
週に5日電車で通勤していますが、相変わらず車内は空いています。それなのに連結車両数は減らせないようで、ガラガラの車両が走っているのを見ると(ああ、まだ人々の動きは止まっているのだなあ...)と寂しくなります。周囲が元気に動き回っていることで私も元気をもらっていたのだと再認識しています。
12月27日の出勤は朝から運行トラブル続きでした。三路線の乗り換えで職場に向かうのですが、二本目の路線で線路に人が立ち入ったので安全確認の為20分遅れて運行中。その次の電車はポイント故障の復旧作業とのことで運行開始未定。急遽、別の路線に乗車変更して職場に向かいました。帰路は帰路で、隣の駅との間に電車が停まっているのが見えました。アナウンスでは緊急停止信号受信のため車両点検中とのことでした。
一日のうちでこんなに頻繁に電車トラブルに遭遇するなんて、かつてない経験です。
人心が日に日に荒んでいくのを実感しながら、2021年が暮れていきます。
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