外出や三密が自粛要請されている現在、「びょういん(病院)」にも「びよういん(美容院)」にも行くのをためらわれる。
昔から、「びょういん」と「びよういん」は似ているけれど仕事の共通性は何?とか、「いま何時?じゅうじか(十時か・・・)」と呟き「じゅうじか(十字架)」を思い浮かべたりして、言葉の不思議を発見しては独りで面白がっていた。
しかし、新型コロナウイルスの危機に直面している今、感染を回避するために行くことをためらわれる場所として「びょういん(病院)」と「びよういん(美容院)」のどちらにも行けない状態になっている。こんな状態になって初めて、「病院」と「美容院」の共通性に気づくなんて嬉しくないが・・・
実は、昨年秋ごろから奥歯の調子が悪くて歯医者に通っていた。歯根の一つを切り離して云々の治療にためらいを感じて、とりあえず痛みが治まったことを良しとし通院を終えた。ところが、たまに歯茎が腫れて痛むこともあり、歯医者に行こうかなと思う時もあるが、新型コロナウイルスのことを考えると行く気になれない。念入りな歯磨きを心がけ、常に口腔内を清潔に保つようにして、痛くならないことを祈る毎日。まさに「びょういん」に行けない今なのだ。
また、一ヶ月に一度行っていた美容院も、東京都と国の間で営業自粛業種にするか否かのやり取りがあったくらいの業種ということもあり、個人的には利用を控えようと思っている。しかし、超ショートヘアのカットと白髪染めができないことで、少々困っている。白髪染めなんて自分ですればと家族に言われるのだが昔から不器用な私は、染料の汚れを避ける手間を省くことと心のリフレッシュも兼ねて美容院におまかせすることにしてきた。その「びよういん」にも行けなくて、日々目立ってくる白髪をどうするかが当面の個人的問題の一つ。
どうやら長期戦になりそうな新型コロナウイルス対応の暮らしを今後どうすれば良いのだろうか。警戒しつつの手探り状態が続く。
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