今の世界は「有事」である

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 「有事」=戦争、または事変などの起ること。

cluster=《同種類の物・人の》群れ、集団。

cluster bomb=(軍)クラスター爆弾。集束爆弾。《1個の爆弾の中に複数の小爆弾を入れ、空中または地上で飛散させる爆弾》。


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 今回の新型コロナウイルスの特徴として(若者や子供に症状が出ない)ことがメディアで報道されているせいか、相変わらず国内では若者が催しに集まったり飲食店に集まったりしているという。

 今は有事である。

 有事とは何も武器を使った殺し合いをする戦争とは限らない。人間の生命や生活を脅かす事態が広がっていること、それこそ有事である。しかも、たちの悪いことに敵であるウイルスは日常生活の場で見えないことである。


 昔の戦中戦後の荒廃を経験した高齢者やその経験談を常に聞かされていた人々には「有事」の言葉に現実味があると思う。一方で、先の大戦が終わり、それから70有余年平和に過ぎた世の中で生まれ育ち暮らしてきた若者には「有事」という言葉が頭に浮かぶこともないだろう。


 ベトナム戦争の時だったか「クラスター爆弾」が使われて悲惨な被害を出したという話を聞いて、むごい爆弾だと背筋が凍えた。


 今、世界中が目に見えない新型コロナウイルスと戦っている状況の中で、自覚のない若者が自粛や禁止を無視して行動しているとすれば、自らがクラスター爆弾になり得るということをどう考えているのだろう。ヘラヘラとテレビインタビューに答える若者を見ていると情けなくなる。彼らには、(スワ!一朝事ある時は緊張をもって対処する)という行動パターンは備わっていないのだろうか。


 若者だけではない。どういう理由か知らないけれど、新型コロナウイルスが世界に拡大しているとニュースで伝えられているにも拘らずその地へ旅行に出かけ、案の定、感染して帰国した高齢者もいて驚き呆れた。


 みんなどうなっているの?

平和ボケだなあ・・・なんて言葉では済まされない事態だというのに・・・

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このページは、tsuyuが2020年3月28日 07:20に書いたブログ記事です。

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