「日本沈没」という小説が出版された当時は読まなかったのに、最近、そのショッキングなタイトル名に今更ながらの強い関心を生じて読み進めている。
「日本沈没」読書の動機が、近年の激しい天災の頻発にあるのは否めない。私だけでなく、これから日本は世界はどうなっていくのだろう・・・という不安感がいま世界中を覆っているのではないだろうか。
天災のみならず人災とも呼びたくなるような信じられない言動の人物が組織や国のトップの座でやりたい放題をしている(ように見える)現実。
「平成三十年」も「日本沈没」も、読み進めていると、それはまるで現実にいま同時進行していることのようにドキドキさせられる現実感がある。
「日本沈没」の初版発行は1973年、「平成三十年」の初版発行は2004年。どちらも、豊富な知識に支えられた著者の先見力・洞察力に驚嘆するのみ。
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