ほっておけなかったから

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昨日、ごみ回収が終わったので片づけをしていたら、

4車線道路の向こうの歩道のガートレールパイプを握ってユックリ沈み込み、

そのまま歩道に横になってしまった高齢男性がいました。

(具合悪いのかな・・・)(誰かが声をかけるかな・・・)と見ていましたが誰も声を掛ける様子がありません。


放っておけないじゃないですか。


車の往来に気を付けながら道路を横断してその男性の所に行きました。

「もしもし、わかりますか?大丈夫ですか?」と、救急救命講習で教わった通りに声を掛けました。

ちょうど通りかかった若いカップルが立ち止まってくれました。


(ん!これは!)微かに匂うアルコール臭。

そうです、そのおじさんは酔っぱらっていたのです。
朝の10時ですよ!


「飲んでいますか?」と訊くと頷きました。


これは救急救命のケースではないと判断したので、

その場をカップルに見ていてもらうことにして、私は近くの交番に通報しました。


その後はお巡りさんが対応してくれましたが、

作業しながら見ていると、お巡りさんが呼んでくれた救急車に乗るのは拒否したようです。

その後しばらくしてやって来たパトカーにも乗らないと言っているのか、

ときどき「ワーッ!ワーッ」と叫んで駄々をこね、お巡りさんを手こずらせていました。


結局、3人の警察官の手でパトカーに乗せられて一件落着でした。


最初に私が声掛けした時「おねえさん、〇?凸凹※て」と言うので、

「ナニ、起こして?立てますか?」と問いかけましたが、

どうやら「おねえさん、ころして」と物騒なことを言っているようでした。

なぜ聞き取れなかったかと言うと、入れ歯が外れたのか、もともと歯がないのか、

口の中が空っぽで言葉がはっきりしなかったのです。




人が多い場所で仕事をしていると、色々な経験をします。

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このページは、tsuyuが2019年4月16日 15:39に書いたブログ記事です。

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