今、私が勤務するマンションがある地域には若い夫婦が多く、
この少子化の時代に幼児や赤ちゃんがとても多い。
そして目立つのは、若い父親がとてもよく子供の面倒をみていること。
休日ともなると、子供を遊びに連れ出す若いパパさんたちの姿が多く見られる。
ママさんたちは、その間に息抜きや掃除などをしているのかしら・・・と思って眺めている。
とにかく、若い男性が家事・育児を日常的に担っていることは確かなようだ。
けれども、彼らのそうした様子を眺めながら、
私には一抹の疑念とも不安とも言える感情が拭えないでいる。
何だろう、この感情は。
若い両親は、そして、その子供たちは、幸せなのだろうか?
社会に貢献できるような思いやりとか情愛溢れる常識を備えた子供たちは育っているのだろうか?
若い人が多い街ということは、ある意味、この国の将来を形成する人たちの空気だと言える。
だからこそ、この国の行く末を楽観できないものを感じてしまうのは、私の老婆心だろうか。
日々、何かが違うと思いつつ、既に、この時代という舞台には出る幕の無くなった私には、
ただ"眺める"ことしかできないのだが。
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