物の見方や考え方、生きる姿勢などが近しい人の本は時も場所も構わずに貪るように読みたくなる。異論にも耳を傾けるという知性ある寛容さが失われた現代は日常の会話にも神経を尖らせて相手の顔色を窺わねばならない。そんな状況の時代に、私は再び紙媒体の本に心のよりどころを見出している。
このところは佐藤愛子さんの本がお気に入り。次々に読みたいと思うが、近くにある図書館分館には彼女の著作が少ないので、今日は図書館本館を覗いて来ようと思っている。
さて、今日までに読み終えた3冊を記しておこう。
『母 住井すゑ』 増田れい子:著 海竜社:刊
『それからどうなる 我が老後』 佐藤愛子:著 文藝春秋:刊
『老残のたしなみ 日々是上機嫌』 佐藤愛子:著 集英社:刊
いずれの本も非常に集中して読み終えた。ということは、内容に共感する度合いが高かったということ。
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