先日、蕾がついたので喜んでここにアップしたカラーが咲きました。
カラーといえば白が定番ですが、これはピンク。
一輪だけですが、嬉しい。
カラーという花には苦い思い出があります。
昔、職場の事務さんが産休中に、代替要員として来てくれた女性が結婚することになりました。
同じ職場に在籍中のことで、彼女は私も結婚式に招待してくれて、私は大いに感激でした。
その後、職場の有志で彼女の結婚を祝う食事会を企画して、
その際に渡す花束調達係を私が引き受けたのです。
そこで、主役の彼女に「好きな花はありますか?」と訊いたところ「カラーが好き」ということでした。
カラーの花束といえば、ブライダルのポスターによく使われているように、
1本または2-3本のカラーを茎長く切り、なるべくラッピングしないで茎の下方にリボンを飾る、
これがカラーの清楚さや凛とした花姿を生かす花束の定番です。
食事会の前にお花屋さんに注文した時に私の頭の中にあったのは↑上記のようなものでした。
「では作っておきますので」と言われて、私は一旦その店を離れました。
(お花屋さんだもの、間違いないよねぇ。説明もしたし)という油断でした。
しばらくしてお店に行くと、「え・え---っ!!(驚)」の花束が!!
さまざまな小花の中にカラーが2-3本、すっかり埋もれています。
おまけに色つきの紙でラッピングまでされて・・・
これではカラーの良さが生かせていません。
まったく普通の花束になってしまっています。
その時の私の後悔は(この場所から離れずにしっかり見ていれば良かった・・・)というものでしたが、
時すでに遅し、集合時間が迫っていたので修正を諦めました。
その花束を受け取った彼女の反応はというと、イマイチでした。
当然ですよね。
お花屋さんだから分かっているはず、という私の思い込みが失敗につながったわけです。
それからというもの、カラーの花を見る度に心が痛む思いでです。
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