このところ生活の移動範囲が広くなったために見聞することが増えている。
そんな中、驚きもしたし困りもしたという出来事。
仕事の関係で郵便物を送付しなければならないことになった。
仕事帰りにポストに投函すればいいよね、と安易に考えた私は世間知らずだった。
私の記憶の中では郵便ポストは街中のあちこち目につく場所にあるもの。
まして駅前には絶対に有るもの、と思っていた。
前記事で述べたように、現在通っている街は若い世代が圧倒的に多い街。
住宅地なのだが10階以上のマンションが立ち並ぶ地域。
これだけの人口が住んでいれば、きっと駅までの道のどこかにはポストが・・・ある・・・よ・・ね。
ところが、ない・ない・な--い!。
ポストが無い!
駅前にすら無い!
とうとう自分の住んでいる街まで郵便物を持ち帰り、
自宅最寄りの駅前でやっとポストに投函できた。
ああ、郵政民営化とやらで郵便事業の後退はポストの数にまで変化をもたらしたのか・・・
とは少々筋違いな感想かもしれないが、そもそも私はあの郵政民営化に反対だった。
若い世代が多く住む、近年発展した住宅街には、設置される郵便ポストが少ないのだろうか?
ビジネス街では、いまだにそれなりに郵便の利用はあるだろう。
しかし、手紙を書かなくなったと言われる若い世代にとっては、もはや郵便は縁遠いのかもしれない。
このごろは、郵便に頼らずとも宅配業者のメール便もあるし、
親しい間柄のやり取りならスマホやメールが主流だろうし、
わざわざ便箋・封筒・切手を揃えて直筆文字で想いを認め、
ポストまで足を運んで投函する作業なんて「かったるい」の一言で避けられてしまうのだろうか。
私が住んでいる街は、昔からの土地柄で郵便ポストの数は多い。
自宅近所のポストのありかは大体把握している。
一度設置したポストの撤去はしないけれど、新設に関しては難しい時代なのかもしれない。
いや-----それにしても、これからも郵便物送付の際には電車で一時間持ち帰りになりそうな・・・
なくなって初めて有難味を知るのは何も親ばかりではなく、ポストよお前もか!という話。
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