NHKスペシャル「パナマ文書」を視て感じること

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NHKスペシャル「パナマ文書」を視た。


今回表沙汰にならなければ、世界各地の富豪たちはずっと税金逃れを続けたであろう。

いや、いま現在も税金逃れにあの手この手を尽くしているのであろう。

その結果、納税義務のある国で稼ぎながら、しかるべき納税を回避した莫大なお金が闇に隠されているのであろう。



今回の番組でインタビューを受けていた一人の金持ち男性の話。

彼はカーコレクションが趣味で高額な車を24台所有しているという。

インタビューを受けるにあたっては身元を知られないようにと腕時計をはずす場面があった。

なんでも、世界に数個しかない時計なので、その品物から身元がばれるような代物なのだそうだ。

莫大なお金で何をするのかというと、

珍しくておいしいものを飲み食いしたり、カジノで賭けごとに興じたりして使うのだと言う。



なんだ、そんなことか・・・と思う。

それが彼の幸せなのか・・・とも思う。



人間はみな等しく一体の身体を持って日々を暮らし、一日は平等に24時間である。

60歳を過ぎれば肉体が衰えていくことに貧富の差はない。

そして究極、死は万人に平等に訪れ、この世でのあれもこれも関係の無い灰と化すことは約束されている。



そんな貴重とも奇跡とも言える生を、

24台もの車を所有したり、人が持てない品を買い求めたり、高価な飲食や賭け事に使ったりして満足するとは・・・

なんと貧しい精神か!



世界的にみて、最近は超高層ビルの住居が建設されるようになり、高層階ほど値段が高いそうだが、

金持ちほど高いところに住みたがるのは、地面を行き交う貧乏人を見下げて優越感に浸ろうとする現れか。



ま、何を語ろうと、お金に縁の無い者の負け惜しみに聞こえることは間違いないが、

財に恵まれずとも幸せを感じることはあるわけで、それで十分ではないかと思っている。

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このページは、tsuyuが2016年11月27日 22:35に書いたブログ記事です。

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