舛添東京都知事が不正支出に関しての会見をしている。
聞き苦しい言い訳に過ぎないことは、日々自前のお金で遣り繰りしている庶民には明らか。
権力にはお金が集まる。
集まったお金には様々な欲望が絡まりついている。
正当な収入と適正な支出は、権力者ならずとも心すべき事柄。
そもそも権力とは、その下に多数の名も無き人々がいてこその地位であり、
そうした多数の声なき庶民の代弁者として託された権力であることを、
権力者に選ばれた途端忘れ去ってしまう俗人が多い。
先日来日してテレビ等で取材を受けていた「世界で一番貧しい大統領」の姿が、
一層まぶしく見え心温められたのは私だけではないだろう。
国会議員から県会議員・市町村議会議員に至るまで、
議員の資格を得た途端に態度はデカくなり暮らしぶりが裕福そうになって行くのが目に明らか。
そんな人物に票は投じたくないと思えども、
毎回の立候補者の顔ぶれは限られており投票する側に選択肢は無い。
お金のある者しか選挙に立てない。
代表者として選びたい人物には選挙資金が無い。
この人物を代表者として選びたいと思った人物も、議席を得ると変貌してしまう。
そんな繰り返しが延々と続いて、すっかり腐りきったらしい政治の世界。
こんな時は、阿藤快さんの決めゼリフ「なんだかなあ・・・」を呟いて諦めるしかない貧乏人の私。
貧乏が即不幸せとは限らない、真っ当に生きてこそ天に胸張って暮らせる。
何度もブログに書いていることだけれど、
地位や権力を求めることなく、身の丈に合った暮らしぶりの多数の人々にこそ幸いあれである。
*********以下、5/14 追記
それにしても・・・
今回の舛添さんの一件、彼が都知事という重要な地位に就いたから暴かれたわけで、
彼がもし都知事にならなければ、
こうして表沙汰にはされず、公金を私的流用した者勝ちで終わったのだろう。
せこいよなあ・・・
家族の暮らしや自分の趣味に使うお金くらい自腹でまかないなさいよ。
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