年寄りは、嫌われてなんぼ、かも

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長く生きていると、経験の積み重ねからの気づきが多くなる。

同一の職場なら、尚更、過去の例に照らし合わせて、

「こうすれば良くなる」「ああすれば事は上手く運ぶ」という、

各事例の判断が頭に浮かんでしまう。



同僚から嫌われまいと思えば、そうした気づきは呑み込んで口外しない方が賢明かもしれない。

うるさいことを言わないで、黙々と、若い後輩たちの気づかないことを片付けてやれば、

嫌われない年寄りでいられるのだろう。



しかし、言わなければ気付けないし、その人自身の改善にもつながらない。

そんな思いの方が勝る私は、直接または間接で、口に出すことにしている。

直接の指摘に耳を傾けてくれる人には直接指摘する。

直接言うとへそが曲がる人には間接的に伝わるように、こちらの意思を口外する。



どちらにしても、不都合な出来事が改善されるなら、それで良しと思っている。


結果、私は、相当な「やかまし婆」となっていることは間違いない。

私は、自分には邪(よこしま)な気持ちは無いと思っていても、

嫌う人はきっと私を嫌っていると想像がつく。



今、人生の残り時間を意識し始めた私は、好かれるか嫌われるかで行動をするつもりはなく、

「ダメなことはダメ」だと、一旦は主張することにしている。

そうしたこちらの主張にもかかわらず、物事が改善の方向に向かいそうになければ、

それを見極めたうえで諦めることにしている。

諦めの決断は速い。

何しろ、私には、この世で残された時間が短いのだから、

一つの事柄に執着して長く付き合う余裕はない。



今日、間接的に伝えておいた事が、第三者の口を経て本人に伝わり、ある一件が円満に解決した。


「年寄りは嫌われてなんぼ」、それを覚悟したうえでの職場の日々。

ま、淡々と過ごすのみ。

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このページは、tsuyuが2016年1月13日 18:01に書いたブログ記事です。

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