最近の風潮に関して漠然と感じている"嫌な感じ"は何だろうと考えてみる。
暗に周囲の配慮を要求するようなやり方には反発を覚える。
そこに「私は特別なのだ」という無自覚な押し付けを感じてしまうから。
「私が一番不幸だ」
「私は大切にされて当然だ」
「私は尊敬される価値がある」などなど。
全て「私」中心の世界に生きる人の発想。
この世界は、あなたを中心に動いているのではないのですよ。
存在するものは全て、どれ一つとってみても『特別』なんてありゃしない。
一つ一つの生命が、それぞれ置かれた場所と条件の中で必死に命をつないでいるだけ。
自分の為に他者の犠牲を強いることなど、当然な行為であるわけがない。
もしも、やむを得ず他者を犠牲にしなければならないのであるなら、
そこに(赦しを請う謙虚な心)と(感謝の念)が存在しなければ、
その存在のあり方は傲慢としか言えないだろう。
コメントする