今日の新聞・読書のページに紹介されていた本のタイトルが「一流の人は本気で怒る」。
「一流の人は本気で怒る」 小宮一慶:著 文春文庫(778円)
本の紹介文の筆者は、本郷和人(東京大学教授)さん。
本郷和人さんの紹介文中の一部、印象に残ったところを引用させていただこう。
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(前略)
正しく怒るには真っ当な考え方が必要であって、
それには古典を読んで自己を磨くのがもっとも有効である、か。
(中略)
ちなみに一流の人だから正しく本気で怒るのであって、
本気で怒っている人が一流とは限らない。
ご用心、ご用心。
【2015年6月21日付 朝日新聞:読書欄より】
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先日来、同僚女性のやり口に閉口している私だが、
本人に直接、ガツンとひと言ぶつけたいくらいの怒りがある。
が、たとえ言ったところで(カエルの面に〇〇)程度の効果しか期待できないことも経験済み。
真っ当な怒りが正しく伝わるには、
怒りを受ける側にもそれなりの常識と教養がなければならないような気がする。
それも、そもそも常識や教養の土俵が違えば、判断の基準も異なってくるし・・・
ま、そうしたことが期待できない相手だと見極めたなら、
早めにその状況や場所から退散して、他のことに時間を使ったほうが良さそうだ。
怒りの感情は、よくよく考えてからにしよう。
この本、読んでみたいと思った。
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