映画「滝を見にいく」を観た。
秘境の滝を見るツアーに参加した40代―70代のおばちゃん7人の話。
最初のシーンは、見知らぬ同士がたまたま同じツアーに参加した時に見られるツアー仲間の雰囲気。
それが、道に迷って一夜をサバイバルする過程で、より親密な間柄に変化していく。
山の中で道に迷ったのだから、
これが現実であれば深刻な状況なのだけれど、
そこは映画、一行の行動はなんともほのぼのと話が進展して行く。
でも、映画を観ながら思った、本来女性って、こうよね・・・と。
どんなにつらい厳しい状況にあっても、冗談言い合ってケラケラと笑ったり、
自然素材を見つけるとリースを作って気を紛らわしたり、
小さなことに喜びを見つけられる才能って、女性の良いところかも。
40代から60代の女性たちが、大縄で縄跳びするシーンが良かった。
7人の女性が、それぞれの個性を発揮しながらも、和気藹々と助け合う。
年齢をおばちゃん世代にしていることで、
人生のアレコレが役者さん一人一人の動きや表情に醸しだされて、
あたかも、私もそのツアーに参加しているかのような気持ちを味わった。
(これは、私がかつて山登りツアーにちょくちょく参加していたから、かも知れないが)
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