表題のセリフは江戸っ子の決め言葉です。
落語などの古典文芸には、よく出てくるでしょう。
上流階級のお上品な言葉使いとは言えませんが、
むかっ腹が立った時には、これがとっても気持ちスッキリするセリフなんです。
ただ、実際に対面で口にするわけではありませんよ。
人目を避けてボソッとつぶやく、または、心の中で叫ぶのです。
「てやんでぃ、べらぼうめぇ、矢でも鉄砲でも持って来い!」とね。
こちらの話を理解しようともせずに頑固に反論されたり、邪魔されたり、
こちらの言動を曲解して悪い噂を流されたりすると、
「てやんでぃ、べらぼうめぇ!」なーんて言いたくもなります。
あいつがこうで気にくわないとか、こいつのせいでこうなったとか、グズグズ言わないで、
ひと言「てやんでぃ、べらぼうめぇ!」と胸の内で毒づいて終わりにする。
どうせ、あーだこーだ説明したり弁明したりしても、分からない人(分かろうとしない人)には分からない。
そんな人にかかずらわって貴重な時間を浪費しないためにも、
私はこれを便利な呪文に使っています。
時には、何もない時でも景気づけに言っちゃうこともあります。
元気出ます、ハイ。
「てやんでぃ、べらぼうめぇ!」
「何言ってやんでぃ、べらんぼうめぇ!」
ああ、スッキリしたぁ(笑)
(あ、因みに、こちとら江戸っ子じゃぁありやせん)
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