子供の頃は、冬になるとしもやけになっていた。
しもやけには二種類あって、
赤くプックリ腫れて、治る前には痒くなるタイプと、患部が割れて崩れるタイプ。
私は後者のタイプで、そのうえにアカギレで手の甲がチクチクヒリヒリしたものだった。
大人になってからは、しもやけに悩まされることはなかったが、
主婦には避けられない水仕事のせいか、手指先のパックリ割れにさんざん悩まされてきた。
この冬は、ずっと指先のパックリ割れが無く、これは調子良いなあと喜んでいたら、
おっとどっこい、そうは問屋がおろさなかった。
ここ数日、両親指にパックリ割れが生じて痛い。
指先の細かい作業が困難で、編み物ははかどらない。
私のパックリ割れの力強い助っ人は水ばんそうこう。
初めて使った時は、塗ったとたん傷口に沁みて「痛い!」と思ったけれど、
固まってしまえば水仕事が楽だし、冷たい風もしみない。
以来、水ばんそうこうは、寒い季節に欠かせない品になっている。
今年は出番が無くて済むのかなあと思っていたら、やはりお世話になることとなった。
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