川崎市の河川敷で男子中学生の遺体が発見された、というニュース。
加害者と被害者が一緒に河川敷まで行き、そこで犯行が行われたらしいという。
私の住む街の隣市でも過去に同様の事件があった(もう20年近く前になるかなあ)。
「誰でもいい、人間を殺してみたかった」という動機の若年者の犯行が増えているように感じる。
未だ実行に至らなくても、同様の暗闇を秘めている若年者の存在も、完全否定はできない。
昔から「子供のすることだから・・・」という言い方で、
未成年(年少であればあるほど)の過ちは大目に見ようとする風潮があり、
法律においても彼ら・彼女らの未来の立ち直りを期待して特別な計らいがされてきた。
でももう、こうした過去の常識は通用しない時代が来てしまっているのかもしれない。
世の多くの人々は「まさか子供が・・・そんな大それた残酷なことはしない、はずだ」とか、「子供は純真」とか、
いまだ信じ続けたいがために、現実から目を背けているのかもしれない。
なぜ若年者犯罪がこうも増えたのか?
相手との感情的な衝突や根深い恨みがあるわけではなく、
さしたる理由なきまま、残酷な犯罪を即実行してしまうようになったのか?
私は専門家ではないので、その解明や解説はできないが、
一人の親として、また長年生きてきた者として、気になっていることを言わせてもらえば、
最近の子どもは大人から叱られたり注意されたりしなくなっているよねえ、ということ。
社会的先輩である大人が、未熟な後輩である子供たちを
教え育てることをしなくなっているような気がしてならない。
「褒めて育てましょう」も良いけれど、根拠のない事柄を口先だけで褒めたふりしても、子供は見抜いている。
「ダメなものはダメ!」と、大人が何度も本気で教え諭し、大人自らも共存社会のルールを守ってみせる、
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