BSジャパンで9:00から11:00まで、日米有識者200人が集った「富士山大会合」のダイジェストを、池上彰さんのナビゲート番組で視聴しました。
来年は、先の大戦が終わって70年だそうです。世界情勢はガラリと変わり、今は勢力の均衡が混沌としている状態と言えるでしょうか。
そんな中、戦後からずっと続く日米関係も見直しが必要であり、今後に向けて、新たな共存関係の模索が急がれるようです。
先日来受講している井沢元彦さんの講座で伺ったことですが、黒船来航で日本が鎖国を解くときに不平等条約を結ばされたのは、アメリカの強引さのせいだけとは言えないらしいですね。そもそも、時の幕府が、最初の黒船来航の時に貿易交渉に応じていれば対等な交渉になっていただろうということです。当時、士農工商の身分制度があり、商いは一番下位に置かれていたために、貿易で国を発展させるという視点が幕府役人に欠けていたために時機を逸した結果だったようです。
日米関係を語られる時、主に先の大戦以降の成り行きばかりが話題にされますが、本当はもっと古い時代から日米には縁があるということですね。
江戸時代末期の幕府役人が世界を知らなくて誤った判断をし、日本が、不利なスタートラインに立たざるを得なかったような過ちは繰り返さないように、この国の指導者はもちろん、国民一人一人が自分の足元だけでなく、世界にも目を向けて考えなくてはならないと思いました。
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