毎年この時期になると来年の手帳を買う。
長年あれこれと試しながら使ってみて、最終的に落ち着いたのが見開き一ヶ月カレンダー表示で、お札より少々大きめサイズのこのタイプ。記入欄は小さいが、大したスケジュールも無い私としては事足りている。
手帳に予定を書く必要性に迫られたのは、今から30年前に夫が発病したことと子どもの幼稚園入園が重なったことで、どちらにおいても忘れてはならない行動スケジュールが生じたことから。
その後、夫亡き後は自分が仕事をするようになり、二人の子どもの保護者として学校行事との兼ね合いを手帳で管理調整してきた。その合間には、ささやかながら自分の趣味の予定も挟みながら。
かれこれ30余冊になった過去の手帳を振り返ってみると、まめに記入した時期もあり、空欄が多かった時期もある。空欄には何も書かれてはいないけれど、そこが何故空欄であったかを思い起こせばそれなりに心に蘇ることも数々ある。
過去の行動が全て書き込まれているわけではないが、折々に書き留めておくことの重要性を経験したことも多々ある。
最近は、携帯電話やパソコンでのスケジュール管理という手段もあるらしいが、私はやはり紙に書く手帳が一番しっくり来る。
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