昔から文房具店であれこれ見るのが好き。
特に、便箋や封筒・季節の絵柄入りハガキなど。
手紙を書く機会がめっきり少なくなり(と言うより皆無に近くなった)、
文房具売り場に足が向くことも無くなった。
今日久しぶりに、デパート専門店街に昔から在る書籍文房具店に立ち寄った。
スケジュール帳の記入用に緑と青のボールペンを買うつもりだった。
ちなみに、3色一本になっているボールペンは、私としては × 。
書くときにペン先がフニャフニャして、悪筆がますます悪筆になるので。
久しぶりにボールペンの棚の前に立ってはみたものの、その数と種類の多さにウロウロするばかり。
私が欲しいのは、インクがスムーズに出る中太タイプで、グリップのしっかりした1色一本の青と緑。
肩には先ほど買ったサマーヤーン10玉を入れたトートバッグを掛け、
腕にはレスポートサックの袋バッグを引っかけ、おまけに今日は傘まで手にして・・・
そんなオバハンが文房具小物の前でアレコレ物色していると、
やはり店の人にしてみれば要注意人物にみえるのかなあ・・・
いつの間にか制服の女性が商品を整頓するそぶりで横に立っている。
「アレッ、これって私のことを警戒しているの?」
なんだか、いやーな気分。
でも一方では、近年増加しているらしい中高年の万引きに関するテレビ情報が頭に浮かんで、
店の人の警戒心と行動に対して「無理もないこと」との理解を持つことにやぶさかではない。
それにしてもである、
むかし教わった「人を見たら泥棒と思え」の諺がこんなに切実な日常の心得として再浮上する時代になるとは、
これから季節は夏に向かうというのに、心の中には寒風がヒューヒュー音立てて吹いているような気がする。
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