土曜日の午後1時から、NHK Eテレで「心の時代」という番組を放送しています。
私は時々この番組を視聴しています。
為になるお話や言葉で心洗われるようです。
今日は再放送で、作家・帚木蓬生さんの(ギャンブル依存と平安の祈り)がテーマのお話。
番組の中で取り上げられていた当事者ミーティングの最後に全員で唱える言葉が心に残りました。
正確にここに再現できるかどうか分からないのですが、残しておきたいと思います。
神様
変えられないものには それを受け入れる落ち着きを
変えられるものには それを変える勇気を
そして それらを見極める賢さを
わたくしに与えてください
という言葉です。
これはアメリカの神学者 ラインホルド・ニーバーという人の散文の一節で【ニーバーの祈り】と言われるもののようです。
ウィキペディアで調べると詳しく解説されています。
昔も今も、生きていれば、受け入れ難い出来事に遭遇するのは常です。
そんな時、慌てうろたえて自分を見失ってしまうのが大方の人間ではないでしょうか?
でも、大切なのはその後の過ごし方考え方のような気がします。
何が起きても、たとえそれが初めての経験でも、動揺しない胆力と平静心でいられる人は稀でしょう。
むしろそういう人には人間らしい感情の有りや無しやに疑念を抱きます。
人は驚き慌て嘆いて後に、それに対処するには自分はどうすれば良いのかを考え始めるのが成り行きの常です。
上記の言葉は、そうした混迷の精神に差し込む光のような気がしました。
またひとつ、私が生き迷った時に、光となり杖となってくれそうな言葉に出会いました。
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